仕事を終らせるたった1つの方法【ロケットスタート時間術】

仕事術
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締め切りどおりに仕事を終わらせるために必要なこととは何でしょう。

  • 人間は追い詰められた時にこそ実力を発揮するもんでしょ!
  • 漫画やアニメの主人公はみんなそうやってピンチを乗り越えるじゃん!

なんて、ラストスパートに頼っていませんか?

実は人間は、追い詰められると不安感から集中力が下がってしまいます
残念なことに、みなさんは決して漫画やアニメの主人公じゃないのです…。
どれだけラストスパートで頑張っても、仕事は終わりません…。

本当に仕事を終わらせるために必要なのは、「ロケットスタート時間術」なのです!

この「ロケットスタート時間術」は、中島聡さんの著書
『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』
の中で、「仕事を締め切りまでに確実に終わらせるための時間術」として紹介されているものです。

どれだけラストスパートをかけて頑張っても、あなたの仕事は決して終わることはありません。
「ロケットスタート時間術」を駆使して、仕事を終わらせましょう!

「ロケットスタート」で仕事を終わらせろ!

あなたの仕事を終わらせるためのたった1つの方法、それは「ロケットスタート時間術」を使って仕事をするということです。

「ロケットスタート時間術」とは、「仕事を終わらせるための時間術」のことです。
この時間術を使うことで、いつまでたっても終わることのなかった仕事が、必ず終わるようになります。

そしてこの「ロケットスタート時間術」で仕事を終わらせるためには、具体的には次の4つが必要になります。

  1. 仕事への「意識」を変える
  2. 最速で「8割」を終わらせる
  3. 「界王拳」を使って作業する
  4. 決して「最後まで」走り抜けない

それではさっそく、それぞれ見ていきましょう。

その1 仕事への「意識」を変える

ロケットスタートと聞くと、とにかく「考えるより先に動き出せ!」と考える方が多いのではないでしょうか。
もちろん、素早く動き出すことも大切です。
ですが、何も考えずにやみくもに動き出しても仕事は終わるようにはなりません。

まず最初にやるべきことは、仕事に取り組むにあたっての「意識」を変えることです。
「仕事は締め切りは絶対に守るもの!」という意識を持ちましょう。
この意識を持っているだけで、仕事の予定を立てる段階からあなたの真剣さが変わってきます。

世の中の大半の人は、仕事を依頼されると深く考えもせずに「だいたい◯日くらいで終わると思いますよ」と曖昧な回答をしがちです。
僕もそうです

ですがこの「曖昧な見積もり」がそもそもの間違いなのです。
そもそも仕事って、ぱっと見ただけではどれくらいで終わるかなんて分からないですよね。

まずは「締め切りは絶対に守る」という「意識」を持ちましょう。
この意識を持つことで、単に「予定を立てる」という作業1つにしても曖昧さがなくなります。
そうすることで「絶対に締め切りに間に合う予定」を立てることができるようになります。

その2 最速で「8割」を終わらせる

ロケットスタート時間術にとって、ここがいちばん「キモ」になってくるところです。

結論を言うと、仕事はスタートダッシュをかけて最速で「8割」を終わらせましょう!
ということなんですが、これだけじゃ分からないと思うのでちょっと詳しく解説しますね。

ここからはイメージしやすいように、あなたが上司から仕事を依頼されたと想定してください。
まず仕事を依頼された場合、上司から示された期間の2割を「見積もり作業」のための期間にしてもらいます。
そしてこの「見積もり作業」のためにもらった期間スタートダッシュをかけます。
スタートダッシュ期間は、その仕事の「本当の難易度」を見極めるために使います。
この期間で「8割くらいできたかな」と実感できれば、最初に上司から示された期間で仕事を引き受けます。
もし「8割完成」までいかなかったら、その時点で期日の延長を申し出ます。

要するに、例えば何らかの仕事を「10日間」で終わらせるように依頼されたら、

  • そのうち「2日間」を見積もり作業期間にする
  • その2日間にスタートダッシュをかけて「8割」完成させる
  • 8割完成したら正式に依頼を受ける
  • 8割完成しなかったら期日の延長を申し出る

ということです。

さっきも少し触れたように、仕事は実際に取り掛かってみないとどれくらいで終わるかわからないものです。
ですがこの方法を使えば、最速で「見積もりという外見」を装った「8割の完成」が手に入ります。
しかも正式に依頼を受けた時点では、すでに「残り8日で2割の作業を終わらせる」だけの状態になっているのです。
もう勝ち確定です。
あなたの仕事は終わったも同然です。

しかしこの「スタートダッシュで8割完成」は、テキトーな気持ちで取り組んで達成できるほどラクじゃないという欠点も持っています。
成功させるにはかなりの「頑張り」が必要なのです。

その3 「界王拳」を使って作業する

みなさんは、ドラゴンボールという漫画で登場する「界王拳」という言葉を知っているでしょうか?
知らない人のためにざっくり説明すると、「自分の戦闘力を何倍にも上げる」というワザです。
「スタートダッシュで8割完成」の期間は、この「界王拳」を発動するイメージで仕事に取り組みます。
「界王拳」で自分の戦闘力を何倍にも上げて、目の前の仕事を倒していく。
要は、めちゃくちゃ集中して頑張るということです。

もちろん「界王拳」という言葉が大切なわけじゃありません。
大切なのは、「スタートダッシュ期間で自分の出せる最大の能力を使って仕事に取り組む」ということです。

気をつけてほしいのは、この「界王拳」を発動している最中は、他のことには目を向けてはいけないということです。
「界王拳」のパワーを使って簡単な仕事や単純作業をしても、エネルギーの無駄遣いになります。

エネルギーの無駄遣いの最たる例は、メール返信です。
もちろん中には大切なメールもあったりしますが、あなたの仕事は「素早くメールを返信すること」ででしょうか?
あなたの仕事は「メインの仕事を終わらせること」だったはずです。

ところが今は「界王拳」の発動中です。
メール返信に全力を出す必要はないのです。
他にも、電話や会議、同僚とのおしゃべりなんかにも全力を出す必要はありません。

もちろん、なかなか難しいことは理解しています。
ですが、あなたの仕事を終わらせるためにはここが踏ん張りどころです。
何か1つだけでも構わないので、あなたの「界王拳」を阻むものは可能な限り排除するように努力しましょう。

また、もしも限界がきたときにはご飯を食べたり昼寝をしたりしましょう。
そのほうが効率が上がります。
ただし、小休憩の後は再び「界王拳」を発動して作業を続けましょう。

また、「界王拳」の発動には朝の環境が最も適しています。
なぜなら朝の時間には、

  • メールをチェックする必要がない
  • 自分に話しかけてくる人がいない

といったメリットがあるからです。
要は、邪魔者が少ないということですね。
邪魔者がいないおかげで、「界王拳」の効果を最大限に引き出すことができます。

「界王拳」「朝」の2つをフル活用して、1番大変な「最初のスタートダッシュ期間」を乗り切りましょう

その4 決して「最後まで」走り抜けない

ここまで全力で走ってきたみなさん、1つ気をつけてほしいことがあります。
決してそのままのスピードで最後まで走り抜けてはいけません。
つまり、「8割完成した流れのまますぐに、10割完成させてはいけない」ということです。

みなさんきっと、「2日で8割が終わったんなら、3日で最後まで終わらせたほうが良いんじゃない?」って思いますよね。
早く終わらせたほうがみんな助かるし、上司からも評価されそうだし。
ですがこれ、絶対にやっちゃダメです。

なぜかと言うと、3日で完全に終わらせてしまうと、「次からの仕事も3日で終わる」と思われてしまうからです。
仮に3日で終わらせることができたとしても、それは、「最初の2日間を全力で走り抜けたから」だということを忘れてはいけません。
こんな仕事のやり方を毎日のように続けていくのは不可能です。

本当に大切なのは、「目の前の1回の仕事を早く終わらせること」ではなく、「毎回、安定して仕事を締め切りに間に合わせること」です。
人間とういのは、少しくらい「余裕」がないと仕事の効率が下がってしまって本来の力を発揮することができません
ある程度の余裕を感じていないと、全力なんて出せないのです。

常に「余裕」を持って安定した仕事を続けるためにも、8割完成した後の期間は運動後の「クールダウン」のような気持ちで、残り2割の仕事や細かい作業などを流していきましょう。

「ラストスパート」では仕事は終わらない…?

ここで1つ、改めて注意しておきたいことがあります。
それは、仕事を終わらせるために必要なのは「ロケットスタート」であって、決して「ラストスパート」ではないということ。

世の中の大半の人は、仕事というものに対して

  • 見積もりどおりに進むはずがない
  • 締め切り目前に徹夜すれば何とかなる
  • 最悪、アタマを下げてスケジュール調整してもらうしかない

という勘違いをしています。
ぼくだって今でも少しそう思ってます。

ですが冷静に考えててください。
こんなふうに考えている人に仕事を依頼したらどうでしょう?
締め切りに間に合うわけがありませんよね。

しかも、こういう勘違いの根底には、

  • 締め切りって努力目標でしょ
  • 締め切りに向けて頑張ることが大切なんだよ

という考えが潜んでいます。
この考えが、人を「安易なラストスパート」に走らせる元凶なのです。
ラストスパートでは、最後の最後までその仕事の本当の難易度が判明しません。
最後の最後に仕事の難易度に気づいた時にはもう手遅れ。
結局、いつまでたっても仕事が終わらなくなってしまうのです。

本当に仕事を終わらせたいのなら、「ラストスパートでどうにかなる」という誤解を改めなくてはいけません。
そのかわりに、「ロケットスタートで終わらせる」という気持ちを持つのです。

*仕事が終わらない原因については、こちらの記事も参考にしてください。

おわりに

今回は、あなたの仕事を終わらせるために必要な「ロケットスタート時間術」についてご紹介しました。
「ロケットスタート時間術」を実践する際は、

  1. 仕事への「意識」を変える
  2. 最速で「8割」を終わらせる
  3. 「界王拳」を使って作業する
  4. 決して「最後まで」走り抜けない

といった流れで運用していきます。

これは決して、「ラクして仕事を終わらせる方法」ではないため、実践するとなると苦しい思いもすることでしょう。
ですが、その苦しさは、仕事が終わらないせいで毎回のように味わっている

  • ラストスパートで踏ん張っているときの苦しさ
  • 間に合わなくてアタマを下げているときの苦しさ

なんかよりも、何倍もマシだと思います。

「ロケットスタート時間術」を駆使して、終わらない仕事に別れを告げましょう!

今回、参考にした
『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』
の中では、この他にも

  • 著者がマイクロソフト社で働いていた時に経験したエピソード
  • ロケットスタート時間術の仕事タイプ別当てはめ方
  • 人生を制するために、どうやって時間を制していくか

なども紹介されています。

ロケットスタート時間術をもっと詳しく知って自分の仕事に取り入れたい!という方は、読んでみることをオススメします!

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