「達成できる」目標の立て方【行動目標を立てる】

仕事術
この記事は約10分で読めます。
  • とにかく痩せたい!
  • ノルマを達成したい!
  • 資格試験に合格したい!

誰しもが、こういった「目標」のようなものを持っていますよね。

ですが、こういう「目標」をしっかり達成できたことはあるでしょうか?
きっと、なかなか達成できないまま挫折してしまったという経験を持っている人のほうが多いと思います…。

それもそのはず、さっき例にした「目標」のようなものは、ただの「願望」であって「目標」ではないんです。
「正しい目標」が設定できていないんだから、達成できないのは当たり前…。
決して

  • 自分の能力が低いから
  • 自分の意志力が弱いから

ではありません!

そこで今回は、永谷研一さんの著書
『科学的にラクして達成する技術』
を参考にして、「達成できる」目標の立て方を解説します。


達成するために本当に必要なのは「願望」より明確な、自分で考えた「行動目標」なんです。
そしてこの「行動目標」

  1. 「問題」の洗い出し
  2. 「問題」の選定
  3. 「課題」の設定(原因の追求)
  4. 「成果」の明確化

という4つのステップで作ることができるんです。

今まで「何となく」で考えていた「目標」を今一度しっかり見直して、本当に「達成できる目標」を立てられるようになりましょう!

目標に向かって行動を継続する方法はこちら!

正しい目標は「行動目標」

まずは何よりも、「正しい目標とは何か?」を知らなくてはなりません。

  • とりあえずダイエットをする
  • とりあえず英語の勉強をする

こういうのは残念ながら「目標」ではなくてただの「願望」です。

乱暴な言い方をしたら、「〇〇だったら良いのにな〜」って思ってるだけ。
そんな「ふわっとした感じ」だったら、いつまで経っても達成できるわけがありません…。

では、「正しい目標」とはどんな目標なんでしょうか?

「正しい目標」とは、次の2つを満たした目標のことを言います。

  • 自分で納得して立てた目標
  • 自分自身の価値観に沿った目標

これは言い換えると、「自分はこれを必ず達成したい」と心から強く思える「自分自身で立てた目標」ということ。
そしてこの「達成するために自分自身で立てた目標」のことを「行動目標」と言います。

「行動目標」には、必ず「期限」「基準」が必要です。
「本気で達成したい!」と思っているなら、具体性があるはずですよね?
もし自分の「目標」に明確な「期限」や「基準」がなかったら、それは「目標」じゃなくて「願望」だと思ってください。

*「期限」と「基準」については後でも少し触れます。

正しい「行動目標」は、達成するために必要な行動に結びつきやすくなります。
自分自身で考えて立てているので、達成するために納得して行動を起こすことができるからです。

ただ、いきなり「行動目標を作れ!」と言われてもきっと大半の人が困ってしまいますよね…?
なので、ここからは具体的な「行動目標の作り方」を解説していきます。

「行動目標」の作り方

確実に行動につながる「行動目標」は、

「問題」を解決するために、「課題」を行い、「成果」を実現する

という構造になってなければなりません。

この構造の「行動目標」は、次の4ステップで作ることができます。

  1. 「問題」の洗い出し
  2. 「問題」の選定
  3. 「課題」の設定(原因の追求)
  4. 「成果」の明確化

それぞれのステップごとに細かく解説していきます。

ステップ1 「問題」の洗い出し

まずは「問題」を洗い出します。

ここでいう「問題」とは、「あるべき姿と現状との間のギャップ」のことを言います。
式にするとこんな感じ。

「問題」 = 「あるべき姿(目指すべき結果や状態)」 − 「現状」

このステップでは、思いつく限りの事実・現状を洗い出して、「問題となる差」を洗い出していきます。

ここでは問題解決の難易度は考えないでください。
・これは難しいかな〜
・これは無理だろ…
なんて余計なことを考えてしまうと、本質が見えなくなってしまいます。

「問題」がたくさん見つかるということは、今まで見えていなかったものが見えるようになったということ。
すべての「問題」を見つけ出すつもりで洗い出してください!

ステップ2 「問題」の選定

「問題」の洗い出し作業が終わったら、次は「問題」の選定をします。
洗い出した「問題」に優先順位をつけて、解決すべき「問題」を絞り込むという作業です。

次の3つのどれかに当てはまるものがあれば、無条件で最上位にしてください。

  • 結果的に、重大なリスクをもたらしかねないもの
  • 業績に著しくインパクトのあるもの
  • そこを解決しないと、次に行けないもの

この3つに当てはまるものが1つもない場合は、どれから手を付けるのが有効かを周囲の人にヒアリングして決めましょう。

それでも優先順位がつけられない場合は、解決するのが最も簡単な問題を選びます。
難易度が低いものから手を付けることで、小さいながらも「目標達成の感覚」を味わうことができるからです。

このとき選ばれなかった「問題」も、決してないがしろにするわけではありません。
優先した「問題」の解決が、また別の「問題」の解決のきっかけになることもあります。

まずは優先して解決すべき「問題」を絞り込んで、確実に目標達成に向かって動き出すことが大切なのです。

ステップ3 「課題」の設定(原因の追求)

「問題」の選定が終わったら、次は「課題」を設定します。

「課題」を設定するためには、「優先的に解決すべき問題が発生している真の原因」を考えてください。
「なぜ、その問題が発生しているのか?」を問うことで判明した「根本原因」を解決することが、取り組むべき「課題」になるからです。

原因追求の際は「特性要因図(フィッシュボーン・ダイアグラム)」というツールを使うと便利です。

特性とは現在見えている結果のことを指し、要因とはその結果をもたらすのに影響を与えた要素のことです。特性要因図は、結果である特性がどのようにしてもたらされたかを図式化して、そこに潜んでいる問題点をあぶり出すのに用いられる手法のことです。

DropboxBusiness「10 分で理解できる特性要因図|書き方から原因を特定する方法まで

超おおまかに言うと、
1 解決したい問題・テーマを決める
2 解決するための「ざっくりした要因」を考える
3 「ざっくりした要因の原因」を考える
4 「ざっくりした要因の原因の根本原因」を考える
という流れで「根本原因」を追求するためのツールです。

*「特性要因図」を使った具体的な「根本原因の追求方法」については、今回は割愛します。詳しく知りたい方は引用内のリンクをご覧ください。

やり方はどんな方法でも構わないので、「根本原因」を見つけることが大切です
見つかった根本原因を“裏返す”ことによって「課題」を設定することができます。
(例えば、たどり着いた根本原因が「商品の理解が足りない」だとしたら、それを“裏返し”た「商品の知識を身に付ける」が取り組むべき「課題」になります。)

ステップ4 「成果」の明確化

「課題」を設定できたら、最後に「成果」を明確にします。
ここでいう「成果」とは、「設定された課題に取り組んだことによって得られる結果」のこと。
この「成果」を明確にします。

明確な「成果」は、次の2つの基本要素を持っている必要があります。

  • 達成期限
  • 達成基準

「達成期限」は、言葉のとおり「達成するまでの期限」です。
具体的な年月日で設定しましょう。

  • 来年までに…
  • ○月上旬…

のような曖昧な期限ではダメです。

「達成基準」は、「どのレベルまで達成するか」ということです。
これは「数値目標」などのように「計測可能」なものにしてください。
判断する人の主観で左右されるような基準ではダメです。

例えば、次の2つは「達成期限」と「達成基準」の2つを満たしているので、明確な「成果」と言えます。

  • 今年の3月31日までにTOEICで900点を取る
  • 12月末までに、在庫率を5%削減する

*パッと見るとこれが「目標」のように感じますが、あくまでこれは「成果」です。

なぜここまで具体的に「期限」と「基準」を決めるのかというと、客観的に見て達成できたかどうかを常に正確に判断する必要があるからです。
人によって「達成したかどうかがの判断がバラバラ」になる目標なんて、決して目標とは言えません。
特に「基準」に関しては、ここが変わってくると最終的な目標達成に必要な行動計画も変わってきます。
「基準」が不明確なまま目標を立ててしまうと、とるべき行動も曖昧になってしまい、結果として「成果」が出しにくくなってしまいます。
逆に「基準」が明確だと、周囲の人も客観的に判断できてサポートしやすくなります。
周りからサポートが得られると、自分が考えていたよりもラクして達成できるかもしれません。

「行動目標」の設定例

最後に、ステップ1〜4のそれぞれで出てきた素材を、

「問題」を解決するため、「課題」を行い、「成果」を実現する

という構造になるように組み立てれば「行動目標」の完成です。

実際に立てた「行動目標」は、次のようなものになります。

【例:甲子園出場を目指している高校野球部】

  • 「あるべき姿」:甲子園出場
  • 洗い出した「問題」:「甲子園出場」 − 「地区大会1回戦負け」=「守備が弱い」「攻撃が弱い」など…
  • 優先して解決すべき「問題」:守備が弱い
  • 「問題」解決のための「課題設定」:足腰を徹底的に鍛える
  • 「成果設定」:次の春季大会の1回戦(期限)でエラーゼロ(基準)の試合を実現
行動目標
  • 守備が弱いこと(問題)を解決するため
  • 足腰を徹底的に鍛え(課題)
  • 次の春季大会の1回戦でエラーゼロの試合をする(成果)

「成果」を意識することが大切

せっかく立てた「行動目標」ですが、これまでに踏んできた

「問題」→「課題」→「成果」のステップ

は、たびたび現実との間にズレが生じます。

なので、常に求めるべき「成果」を意識して、そこに至るまでの「問題」や「課題」がマッチしているかどうかを気にするようにしましょう。
もしズレに気がついたら、その都度「問題」や「課題」にさかのぼって考え直すことも大切です。

また、「成果」の設定をいろいろな視点で考えるようになると、4個も5個も目標を立ててしまいがちです。
「目標」の数があまりに多くなりすぎると、何も手につかなくなって全てが頓挫することにもなりかねません。
同時に立てる「目標」は2つ程度が理想的です。

「小さく設定した「目標」をどんどんクリアするサイクルを繰り返すこと」が、達成するための近道になります。

おわりに

今回は、「達成できる」目標の立て方について解説しました。

自分自身で考えた「行動目標」を立てることで、達成することができます。
「行動目標」を立てるための4ステップは次のとおりです。

  1. 「問題」の洗い出し
  2. 「問題」の選定
  3. 「課題」の設定(原因の追求)
  4. 「成果」の明確化

また、「行動目標」が完成した後も、「問題」「課題」「成果」のそれぞれの間にズレがないかを意識し続けることも大切です。

まずは何よりも「正しい目標」をしっかり立てて、「達成するための一歩」を踏み出しましょう!

今回、参考にした書籍
『科学的にラクして達成する技術』
の中では、「ラクして達成」するために必要な技術を

  • 目標を立てる技術
  • 行動を続ける技術
  • 経験を振り返る技術
  • 人と学び合う技術
  • 自分の軸を見出す技術

という5つの技術に分解して解説しています。

  • 「行動目標の」立て方をさらに深く知りたい
  • 「行動目標」をどう達成に結びつけるかを知りたい
  • 絶対に達成したい「目標」を持っている

こんな「目標達成に飢えている方」にはぜひ読んでもらいたい1冊です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました